卒業式や入学式など、フォーマルな場に華やかさを添える「コサージュ」。シンプルなスーツにプラスするだけで、上品で華やかな雰囲気を演出できます。しかし、素材や色、デザインによって印象が大きく変わるため、TPOに合ったものを選ぶことが大切です。本記事では、コサージュの選び方について詳しく解説します。
1. フォーマルな雰囲気を演出する素材を選ぶ
コサージュには様々な素材が使われていますが、フォーマルな場にふさわしいものを選ぶことが重要です。
- シルクやオーガンジー:上品で洗練された印象を与え、フォーマルな装いにぴったり。
- 生花やプリザーブドフラワー:ナチュラルで優雅な雰囲気を演出。
一方で、カジュアルな印象になりやすい綿や麻、フェルト、ニット素材のものは避けるのが無難です。
2. シーンに合わせたカラー選び
コサージュの色選びも、式典の雰囲気を大きく左右します。
- 卒業式向け:落ち着いた雰囲気を大切にし、オフホワイトやベージュ、淡いピンク、薄紫など控えめな色が好まれます。
- 入学式向け:お祝いの気持ちを表す明るめのカラーが適しています。ピンク、オレンジ、水色、イエローなど、春らしさを感じるパステルカラーがおすすめです。
- どちらにも使いたい場合:ホワイトやオフホワイトは、卒業式・入学式の両方に合わせやすい万能カラーです。
3. 品のあるサイズを選ぶ
コサージュは目立ちすぎない小ぶりのものを選ぶと、上品にまとまります。主役はお子さんであるため、大きすぎるものや派手な装飾がついたものは避けましょう。特に、ビジューやラメが多用されているものは、フォーマルな場には不向きな場合もあります。
4. 使いやすい留め具を選ぶ
コサージュの留め具には主に2種類があります。
- 安全ピンタイプ:しっかりと固定できるため、安定感がありますが、衣服にピン穴が開いてしまうデメリットがあります。
- クリップタイプ(くちばしクリップ):ピン穴を開けずに取り付けられるので、大切なスーツを傷つけたくない方におすすめ。ただし、布端にしか留められない点に注意が必要です。
最近では、ピンとクリップの両方が付いているタイプもあるため、用途に合わせて選ぶと便利です。
まとめ
コサージュは、シンプルなスーツに華やかさをプラスできるアイテムですが、素材やカラー、サイズ、留め具によって印象が大きく変わります。卒業式や入学式といったフォーマルな場にふさわしいデザインを選び、洗練された装いを楽しんでみてください。